アパート塗装

before

after

現状色の塗り替えでこれだけ綺麗になります。塗り替え時によくあるお客さんの言葉が

『色を変えたいけど、想像がつかないから今の色で大丈夫です』

といったことをよくお聞きします。確かに塗り替え工事は実際にやってみないと想像がつきません。

ただ、真心塗家では事前にカラーシュミレーションや試し塗りといったかたちで出来るだけ事前にイメージが湧くような提案を心がけています。

今までの経験・知識を活かしての提案。またお客様の想像をどれだけ具現化できるのかを考えています。まずは大きな想像から始めてみてください。『明るい雰囲気にしたい』それとも『落ち着いた雰囲気にしたい』と大きく分けてから細かくイメージを絞っていくと自分のお気に入りの配色が見えてきます。

そうすることで塗り替え時によくある『イメージと違った』ということにはなりにくいので、ぜひ参考にしてみてください。

さて、前置きはこのくらいにしておいて今回のアパート塗装の概要をご覧ください！！

下塗　シーラー

中塗り（上塗り1回目）

上塗り　（上塗り２回目）

完成！！

まず、高圧洗浄をして長年の汚れをきれいに洗い流します。この時塗り替え時の屋根は表面の汚れだけでなく脆弱した塗膜も一緒に取れます。　　実はここが肝心！！　汚れの上に塗装しても密着が無いのは想像がつきますが、汚れだけでなく脆弱した塗膜も汚れと同じで実は密着していません。この汚れや脆弱した塗膜をきれいに洗い流すことで初めて塗装が出来る状態になるのでこの作業がとても大切です。次に十分に乾燥させます。ここも肝心です！！しっかりと乾燥させないと湿気がある状態で塗膜を乗せてしまうことになります。そうすると中に閉じ込められた湿気は逃げ場を無くして塗膜が膨れてきます。これが塗膜剥離の原因の一つです。ですので表面が乾いていてもその中までは乾燥していないことがあるので気温や湿度に気を配り十分に乾燥させます。後の作業の塗装後も同じです。なのでしっかりと塗料の缶にはその塗料に応じた乾燥時間が気温ごとに表記されています。

次にタスペーサー取付（縁切り作業）です。これは何故取り付けるかというと、通気性を上げて屋根材の湿気を逃がし屋根材を守る事※新築時は平らなカラーベストも経年劣化で若干反りが出てきます。この時屋根材が引っ付くことにより雨が降った時に毛細管現象がおきて見えないところまで雨水が入ってしまいます。そうなると中から屋根材を劣化させてしまう恐れがあるのでそうならないためにタスペーサーという器具を取り付けてその現象が起きない様にします。ですので塗り替え時のカラーベストに関してはこの作業が基本的には必須項目となります。また塗料を塗り重ねることにより屋根材に厚みがでるので、同じようなことが起きないようにするためにも取り付けます。

そしてやっと下塗りです。こちらに関しては塗料の種類により無い場合も有りますが基本的にはこちらも重要な工程です。基本的に保護をする上塗り塗料は密着度が低くなります。下塗り材はその部分をカバーしてくれる縁の下の力持ちです。この下塗りは塗装する下地によってさまざまな種類がありますのでこの下塗り材の選定はかなり重要です。下塗り材だからと言って間違えた下塗りを使うと不具合しか有りませんし、意味がありません。ですのでこの下塗りをしっかりと説明してくれる業者をお勧めします。と話がそれましたが…..下塗りを塗装して次に乾燥です。　　　この下塗りも基本的には『濡れ感が出るまで』といった注意書きがあり１回～２回と表記されています。これは下地の状態に応じて塗回数を変えてくださいということです。全体的に『濡れ感』が出ていれば大丈夫です。しかしこの『濡れ感』が出ていないと上塗り塗料との密着に影響が出るので、しっかりと濡れ感が出るまで塗装します。

次に中塗り（上塗り１回目）です。この工程は省かれることの無いように色を変えて塗装される業者さんもおられます。しかし、弊社では基本的に同じ色で塗装します。理由は工程をしっかりと踏んでも『透け感』が出ることがあるからです。塗料は乾燥した後と塗っている最中は実は微妙に色が違いますので塗残しの心配も有りません。むしろ同じ塗料を塗り重ねることで色合いもハッキリとしてよりきれいになります。ですので弊社は基本的に同じ色同じ塗料で２回塗り重ねます。そしてその上塗りを塗装して完成です！！

屋根は下からも見えにくい場所です。だからこそ、しっかりと長持ちするように乾燥時間や材料の選定・工程を気を付けて作業します。